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星空のカレンダーを君が仕事場から持ってきた。

四月には桜の向こうに星空、
五月にはりょうけん座の銀河の写真がメインの、星のカレンダー。

星やら桜やらが大好きな私は嬉しくなって、居間に早速そのカレンダーを貼って毎日の予定を書き込む。

ソファーに横になると、ふと、丁度その星空の写真は目に入る位置にあるのだ。

子供達は可愛くて騒がしくて息もつけないような、そんな喧騒の部屋。
かたしたくてもあとからあとからしなくてはならないことが多すぎて、
ああ、もう何ヶ月何年まともに眠っていないだろう。
ああ、もう横にごろりとごろごろするしかないと。

すると、そのカレンダーが目に入る。
騒々しすぎる喧騒の中でそこだけが無音で、
その場所だけがいつも変わらず知らん振りで美しいのだ。

私はそのカレンダーをその位置から眺める機会が多くなった。
そして、とても落ち着いた、何処かへ還りたくなるような不思議な気持ちになるのだった。

カレンダーがうちに来て、どれくらい経っただろう。
子供達はもう保育園に送って行った後だっただろうか。
朝、ゆっくりと支度を終え仕事に向かおうとする君に聞いてみた。


「ねえ、この星の写真のカレンダーいいねえ、すごく。見てるとこう、なんてゆうか」

「うん」

「うん、そう懐かしいような気持ちになるんだよね」

「懐かしい?」

現実的な君が確かそんな感じで返したので、私は照れくさくなって
「あ、うん要するに詩的な表現で言うとね」
と、照れ笑いしながら付け加える。

「そうだね、人は星から生まれたからね」

神様も信じない、詩的な表現もした事もない君がそう言ったので
いつもの冗談かと思って、私は、あはは、と笑った。
すると、それはいつもの冗談ではなかったようで。

「皆、星から生まれたんだよ。ビックバンで。
星と人はもともと同じ所から生まれたんだ」




そうだ、私たちは星から生まれたんだ。
チリが集まり星が出来て生物が生まれ。

星空を見ると懐かしいような気持ちになるのは
私たち、もともと星から生まれたからなんだね。


あんな、えもいえぬ広く遠い
美しい星ぼしから。





nagarebosi
photo by sajitariusu



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2011.05.11 Wed l 日記をかねた身辺雑記 l コメント (0) l top
5月も下旬のあやめ園に行ってきました。

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あやめは未だこれからが見ごろみたいです。
あんまり数は咲いてませんでした。



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でも、つつじが綺麗!





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池には蓮の花も咲いてました。^^
なんか神秘的ですね~。





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この日は天気が良くて初夏の気持ちの良い日だったので
河童の像もものうげに気持ち良さそうでした。

2010.05.02 Sun l 日記をかねた身辺雑記 l コメント (2) l top
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もう大分過ぎてしまった3月のことになるのですが
毎年筑波山で開催されている、筑波の梅まつりに行って来ました。



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梅茶もふるまわれてました。
(梅林で飲む梅茶はインスタントでも美味





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つわり中で吐き気もひどかったので、梅の匂いに救われました。
白くて甘い梅の香に、体も清涼になってゆく気分です。

上の子の時は、妊娠中トラブルもつきなくて2ヶ月半も入院したので
お腹の子も、ただ無事を願ってやまない日々です。


「ここに来てくれて有難う。わたしたちみんなあなたが大好きだよ。
無事に大きくなってね」
と、膨らんできたお腹をなでると
自分の母も私がお腹にいる時そう願っていたのだろうな、と思い。
心の底に温かい明かりが灯る。


白い甘い梅の香りに
体も心もつつまれて良い事も辛い事も忘れそうな。

そんな梅林。



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2010.04.28 Wed l 日記をかねた身辺雑記 l コメント (2) l top

DSC_1338.jpg


誕生日にだんなさんが、薔薇の花束をプレゼントしてくれました。
きれいなのでパチリ

私は40キロ(!)太っちゃったのに、変わらずいつもやさしくしてくれてありがとう(TT)
仕事に子育てにと大忙しの子煩悩だんなさん、
忙しい中こういうプレゼントはとても嬉しいです。
2010.04.15 Thu l 日記をかねた身辺雑記 l コメント (0) l top
凍えそうな晩冬の夕暮れ。それでも家の中は暖かい。
幼子に合わせた早い夕飯のしたくをしていると
ふいに電話がなった。
3年ぶりに懐かしい声を聴く。バイトしていた、店長の奥さんからだった。

私が妊娠前アルバイトをしていたのは奥さんはもう70を過ぎたという、
老齢の夫婦が経営している細い国道沿いのコンビニ。
奥さんははきはきとしてしっかりと店をきりもりしていて、
影から温かみのある穏やかな店長さんが支えている。
仲の良い鳥のつがいのような夫婦だ。
バイト仲間は若い高校生の女の子だったり、若い主婦だったり、
パソコンに詳しくて色々教えてくれたりする男子高校生だったり。
若い覇気が溢れながらも穏やかで、なかなかいごごちの良い店だった。

旦那さんである店長は70を過ぎていたのだろうか?
けれどとうていそんな年には見えない背が高くてしっかりとした知的な方で
仕事はけして出来るという訳ではないけれど
若い店員の中にあって,真面目さと人当たりの良さだけがとりえの
晩秋の枯れた柿の木のような店員に何かほっとするものがあったのだろう
バイトがおわると毎回のようにシフト仲間の若い男の子の店員と私に
店のコーヒーをごちそうしてくれた。
そうして3人で仕事が終わった深夜に社会の事、歴史の事、様々なことを話した。
それはなかなかに楽しい時間で、高校生の男の子などはいつまでも帰ることはなく
男同士二人で話し合いたい事も沢山あるだろうと必ず私が先に仕事場を後にしていた。

そうして何ヶ月かたったある日、皆でコーヒーを飲みながら私が本が好きで
写真を撮ったりしながらブログに文章をたまに書いていることを店長さんに話すと、
今はもうずっとプロとして執筆活動はしていないのだけど
若い昔は何冊か本を出したり雑誌に書いていたプロの作家だった事を話してくれた。
私は活字中毒の文学少女だったので、どんな作品を書かれていたのか
どうしたらよい文章が書けるのかなどわくわくしながら矢継ぎ早に質問すると、
店長さんは次の日、昔御自分が執筆した文章の載っている
古い雑誌を持ってきて貸してくれた。
各地の歴史を訪ねて特集記事がかいてあったり、様々な史跡の写真が載っている
もう40年以上も昔の、古い歴史雑誌だった。

代々受け継がれている伝統民芸を取材して記事を書かれていて
伝統民芸をレポートしながら、父と子の家族愛をテーマにしいて、
さすが伝えたい事がはっきりと伝わってくる、文章からその場の風景が見えるような
とても良い記事だった。


しかしその後、私は予期せぬ妊娠とつわりによる酷いめまいと吐き気で
とうとう起き上がるどころか日常生活もままならなくなってしまったので
バイトをやめざる負えなくなった。

その後体調の回復にも時間がかって、忙しくて店にも顔を出せずじまいだったのだが
奥さんは家も近所だった事もあって、私の体を気遣って電話を数年ぶりにくれたのだった。

色々近況を話している中で、
旦那さんである店長さんが少し前に亡くなった事を知った。
店長さんはとても元気で、若い人に混じって仕事をしてらしたので、
私はびっくりして、奥さんの気持ちを考えるととても悲しくなってしまって
涙が出て困った。

話が終わり電話を切って、そばによりそって不思議そうに私を見上げる2歳になる
息子の頭をなでると、もう忙しい日常は始まっていて。
又育児に家事に追われる日々が始まると、遠い人の死の知らせは
少しの胸の痛みとして日常生活に沈んで行ってしまう。

けれど数日たったある日の事、ふいに生前店長さんが言っていた言葉を。
数年たってあらためて思い出した。

「最後の読者が君のような人で良かったよ」
彼は私に大事にしていただろう彼の著作物を貸してくれた時、静かにそう言っていた。
そういえば、確かにそう言ってくれたのだった。


私は又、涙が出て困って。
その日一日は何かにつけてじわりと涙が出てきそうになって又困った。

私は本当にいつも何もかもうまく出来ない人間で
力も弱くて、夫がいなければこの先こどもを守るだけの実力もないような人で
自分の考え方や自分自身に自信も持てた覚えも無い、卑しい弱い人間なのに、
なのにあんなに良い文章を書く人がそんな言葉を言ってくれて
それはどんなに励みになるだろう。

本当に最後の読者であったであろう私に、彼が言ってくれたその言葉が。

私はこれからもずっと彼の言葉を大切にして
励みにして過ごして行くことだろうと思う。

言葉ってほんとにすごいものなんだ。
今まで言葉は言葉でしかないと思っていたんだけど・・
でもこんな力があるんだ。

いつかうんと年老いた時、
息子にでも、その子供達にでも、
それから誰かの胸にでも
私はこんな言葉を残せるんだろうか。
いったい彼のように、ずっと誰かの励みになるような言葉が
言えるようになれるのだろうか。




「最後の読者が君のような人で、良かったよ」




私もあなたの読者になれて、良かったです。




2010.02.10 Wed l 日記をかねた身辺雑記 l コメント (0) l top
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